「ネット利用を一変させる」と期待を集めた「Google Glass」に"失敗論"がわき上がっている。発表当初の関心が薄れ、開発者の中にはアプリの開発を打ち切るところも出ているというのだ。本格展開に先だって、非開発者も購入できる「Explorer」プログラムでの販売をしている段階だが、早くも、コンシューマー市場ではうまくいかないとの観測が出ている。
開発会社の撤退、中断相次ぐ
Reutersは11月14日付で「早期開発者の信頼を失い、Google Glassの未来に暗雲(Google Glass future clouded as some early developers lose faith)」と題した記事を掲載した。ポイントは、同社が取材したGoogle Glass向けのアプリを開発する開発16社のうち9社が、Glass向けのアプリ開発プロジェクトを打ち切った、あるいは中断したというものだ。
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問題は、外観、価格、売り出し方?
Glassへの逆風を専門家はどうみているのだろう? IDCのモバイル技術アナリストJohn Jackson氏は「コンシューマーの人気に火が付く製品ではない」とWall Street Jounrnalに語り、「外観が社会的に受け入れられない」「高価格」を理由として挙げている。
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アプリ開発者に訴求できるか
もちろんGoogle自身が失敗と認めたわけではない。Googleの広報担当は「これまでと同様、Glassにコミットしている」とし、これまでの成果に満足しているとComputerWorldに述べている。
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「開発者の心と魂(Heart & Soul)をつかむ」。スマートフォンでよく言われた決まり文句はここでも当てはまる。Googleの次の一手が待たれる。
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/column/infostand/20141125_677384.html
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