ナイキ会長が全資産2兆8000億円を寄付
スポーツ用品大手ナイキの共同創業者フィル・ナイト氏(78)が、保有資産のほぼすべてにあたる250億ドル(約2.8兆円)を慈善活動に使うことを明らかにした。現地24日の米CBSのインタビューで語ったもの。普通の陸上選手からシューズ開発の世界に身を投じ、類を見ない成功を収めたシューズ大富豪は、慈善事業という形で資産をこの世に残すことになった。
「息子を亡くした時には、すでに、こうしようと決めていたよ」
250億ドルの資産の使い道について聞かれたナイト氏はこう述べた。10年前に30代だった息子はダイビング中の事故で他界した。このインタビューでは、どの分野に振り分けるかまでは言及していないが、これまで、オレゴン大学のがんの研究センター、スタンフォード大へ4億ドルの奨学金基金の設立をするなど、健康、スポーツや教育関連の分野への関心がうかがえ、そちらに振り分けられると見られる。
中略
ナイト氏は、ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェットの両氏が提唱している、全資産の半分を寄付するギビング・プレッジなどには賛同していない。最近は全額寄付を表明する大富豪も多くなってきており、そちらの方が主流になりそうだ。
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アル・ワリード王子 320億ドル 自身のキングダムHDを通して慈善事業に使う
サウジアラビアの王家サウード家の一員で起業家、投資家。
株式および土地への投資によって富を築いた。アメリカ人(及びアメリカへの移民)以外で最も成功した投資家である。2006年時点で資産は米ドルでおよそ200億ドルであり、世界で8番目の資産家、アラブ世界では一番の資産家である。2008年の総資産は133億ドルで、世界長者番付22位となっている。