900万円のクロスワードパズルに文字を書き込んでしまったおばあさん、警察から厳重注意を受ける
問題のクロスワードパズルは、ドイツ・ニュルンベルクにあるゲルマン国立博物館に展示されている「Reading-work-piece」という作品で、ドイツの芸術家・Arthur Køpcke氏が1977年に制作したもの。Reading-work-pieceは、一見するとマスが埋まっていない状態のクロスワードパズルのような見た目をしています。博物館によれば、Reading-work-pieceをもともと持っていた個人コレクターが博物館に寄贈したものだそうで、8万ユーロ(約933万円)の価値があるとのこと。
クロスワードパズルの隣には、作品の一部として「Insert words.(文字を入れてください)」という文章が書かれているのですが、博物館を訪れた91歳のおばあさんは、この文章を字面通りに受け取ってクロスワードパズルの穴を文字で埋めていったとのこと。おばあさんは、警察の事情聴取に対して、「私は、作品の隣に書かれた指示に従って文字を書いただけです。芸術家の指示を無視してほしいならば、博物館側がそのように注意事項を明記しておくべきです」と語っています。
中略
博物館では、作品の修復後は展示場所に「クロスワードの穴を埋めないように」という注意書きをつける予定とのことです。
全文
http://gigazine.net/news/20160721-crossword-museum/
ドイツ・ニュルンベルクのゲルマン国立博物館に展示されているクロスワードに文字を書き込んでしまった91歳の女性が警察に厳重注意を受けた。